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Works
おひな飾りとして、今年も皆さまより貝桶のご依頼をいただきました。
貝桶は八角形の木製箱にウレタン塗りによる梨地の模様に仕上げ、
天然ものの蛤には本金箔を貼り、趣ある草花を極彩色の絵で描いています。
(貝桶:高さ145mm幅170mm、蛤:φ95mm~100mm)
蛤の姿は栗に似ているので、勝栗と同じようにめでたい席に使われてまいりました。
また、二枚貝である蛤は、左右の貝殻が同じものでないと合わさることは決してありません。
これらのことから、夫婦和合のめでたいシンボルとして結婚式など女性の幸せを願う際や、
お茶会でのお飾り、女性の健康と成長を願うひな祭りのひな人形飾り、
桃の節句の祝膳に添えられるようになりました。
平安王朝時代は優雅な遊びとして、蛤の中に美しい絵を書いて、
右の地貝と左の出貝を合わせた「貝合わせ」という遊びが江戸時代まで続き、
江戸時代には大名家の息女がお輿入れするときの嫁入り道具として貝桶が用いられております。
良き風習に共感し、さまざまな祝いの席でご活用ください。
1.季節のお飾りの新規企画として貝桶セット製作を検討
2.木製貝桶の寸法を検討し製作
3.希望の塗り色を貝桶に塗装
3.蛤皿の金箔加飾、絵付けのデザインを検討し製作
4.貝桶と蛤皿をセットし完成
“シーンを飾る、アイデアをカタチにする”
キタデは漆器・Vカット紙器の製作を通して、皆さまの想いをカタチにいたします。
角樽や塗枡・アクリル枡のほか、商品の容器やイベント・企画・商品のプロモーションのための販促ツール・ノベルティの製作など、個人・販売店・代理店のみなさまお気軽にご相談ください。